New year Greeting, 2024

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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

2023年には新型コロナの取り扱いが第5類となり、人力飛行機に関する活動もだいぶ制限なくできるようになってきました。その一方で活動できなかった期間に果たせなかった思い、伝えられなかった経験があったこともまた、忘れてはならないことです。

昨年も鳥人間コンテストが開催され、従来通り現地観戦ができるようになりました。久々の観戦でしたが、あの琵琶湖の熱い空気が変わることなく再び味わえたことは感無量です。その体験はまたあの場で飛ばしてみたいと思わせるものでした。一方で参加者を苦しめる気温の高さと複雑な風のハードルは非常に高く、高度な判断が求められるとともにその瞬間の運に左右される厳しいものです。そのような環境の中、70kmに迫る飛行を達成したBHIチームの成果には目を見張るものがありました。我々の目指すべき高みの一つを目の前で見ることができたことは大変貴重なものでした。

東ヨーロッパの戦争は収まる気配がなく、さらにパレスチナでの戦闘も毎日のように厳しい情報が伝えられています。波乱の続く時代であるからこそ、個人が自由に飛行機を飛ばすことのできる世の中を目指す姿勢を変えてはいけないと信じます。この年頭にあたり、新春をお祝いし、人力飛行機/鳥人間にかかわる皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

Summerization for year 2023

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2023年は新型コロナの取り扱いが5類へ移行したことで社会的な制限が緩和され、テストフライト等の活動の実施がしやすくなったと感じました。しかしながら計画したテストフライトの3回が、当日の風・雨のため中止せざるを得ない不運がありました。来年はもっと楽しくテストフライトを実施したい!

Human error - biased action chosing gear reaio.

CT-Delta, キタイワトビ号が自力離陸してからまもなく3年となりそうです。この間、コロナ禍の影響もあり思ったようにTFができていないとはいうものの、既に5回(うち1回はフライト無し)の中で継続したフライトが実現できていないことは痛恨の極みです。

はるパイロットの頃から推力不足を感じていましたが機体は浮いてしまうのでプロペラピッチ調整の問題と考えていました。その後三日月パイロットに交替してもジャンプできる機会がしばしばあるものの、かなり高回転でクランクを回す必要があり、やはり推力不足を感じていました。一方、ペダル式パワーメーターは400Wや500Wを記録しており、何らかの力は発生してると思っていましたが冷静になって考えてみると、機速が遅いときはブレードに流入する気流の迎え角は大きくなるので抵抗が大きく、クランクを回すパワーは大きくなるものの推力が出るわけではありません。

推力以外の機体の調整も進んだものの、一昨年の秋のTFで推力不足が顕著であることに気づいたものの直接の原因をプロペラのピッチと信じていました。これが全くの失策です。

現在使用しているプロペラの回転数=必要馬力の性能領域を示します(基準ピッチ±2度の範囲)。巡航時クランク回転が90RPMで回転を増せばかなりのパワーを出せるものです。地上滑走時の抵抗等を加味して、500W弱くらいから巡航の230W位までの範囲を使うことが想定されています。(緑の領域)
実際、CT2ではかなり強力に引いていたものです。

rpm_power.jpg

ところが前回TFでも全く推力不足でした。速度が乗れば浮き上がるのは確かなので主翼は性能を出しているようです。しかし速度が維持できない。浮き上がるのも100回転以上回していないといけない。ペラピッチを極端に付けても状況は変わりません。そこでビデオを単位時間に分割してプロペラ回転を確かめてみることにしました。その結果、実際回転数が全く想定に達していないことが分かりました。このセッティングはCT3のものです。ペラ半径を大きくしたCT3は回転数を小さくする設計を採用していました(赤の矢印)。正しくスプロケットを選択していたつもりが単に思い込みだった、という事例です。

次回より正しいセッティングで本来の能力で飛ばします。楽しみで仕方ありません。

ykuni

A case of tensile load on rear spar.

リアスパーに引っ張り荷重がかかった事例を紹介します。急制動をすればもちろん引っ張り荷重がかかりますが、次の動画では地面接触の結果引っ張り荷重荷となりました。

機体が左回りしている間に翼端が地面に接触したため前向きに曲げられることになりました。結果、B=C間の金具が抜けてしまい、前回TFはそこで中断となりました。

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ykuni

New year greeting, 2023

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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

コロナ禍の影響が3年を超え、東ヨーロッパで大規模な戦争が起こり、波乱の2022年が幕を下ろしました。昨年はそのような状況にあっても鳥人間コンテストが引き続き開催され、滑空機部門で大会新記録を今まで優勝経験があるわけではないチームが樹立し、また、プロペラ機(ディスタンス)でハート形コースの二つ目のパイロンの旋回があり、さらに大会全体がネットで生中継されるという画期的な大会となりました。このことは長く記憶にとどめられるものと思います。

加えて、いま述べる必要があると考えるのであえて述べますが、当チーム設立にも関係があり筆者が長年お世話になってきた鳥人間の先達が永眠されました。多くの人に知識の共有を図り、その場を作り、発信し情熱を伝え続けた姿勢を尊敬します。この遊びをする人は多少なりともその活動の片鱗に触れることがあると思います。ふと手を休めるときに先達の活動に思いを馳せていただけれればこの上なく幸甚です。

大きく時代の動きを感じる時期となっていますが、以前以上に飛ばすことのできる世の中を目指す姿勢は変わらないと信じます。この年頭にあたり、新春をお祝いし、人力飛行機/鳥人間にかかわる皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

弊チームの2022年の活動については、引き続きCovid-19オミクロン株の影響を受けつつも、3回のテストフライトを実施できました。今年はパイロットを交代し体重制限いっぱいいっぱいのパイロットで実施しています。CT-Delta機は設計通りの強度剛性を有していると実証できたと思います。また、簡易なフェアリング製作をはじめ試作に取り組んでいます。

今年2023年のクールスラストの活動は、引き続き"楽しいフライト"の実現・拡充をするため、機体製作活動を再開します。したがって活動は二つの柱で回すことになります。

一つ目の柱は、CT-Deltaのさらなる成熟です。これは、機体調整を更にすすめ、定常飛行を普通に行える状態にすることです。

もう一つの柱は、保有資産を活用し新規の機体を製作します。本機CT-STD-dashは、この数年温めていた練習・レクリエーション用機体を実現するものです。搭乗可能なパイロットの幅を大きくする(60kg~72kg)、製作・修理を容易にする簡易構造、滑走路飛び切りに十分な性能、運搬が容易なこと、をコンセプトとしています。
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上記の二つの柱により"楽しいフライト"を手軽に実現するための方策を進めていく所存です。

引き続き皆様の変わらぬご指導ご鞭撻をお願いしたくよろしくお願いします。

2023元旦
ykuni

Control method with flyable boundary

Delta機のテストフライトもフライトを中心としたフェーズに入ります。実際に飛ぶとなると、条件の良い時に当たるとは限らず滑走路の環境に応じて飛行計画をコントロールする必要が出てきます。ただでさえテストフライトの機会は貴重ですから、できるときにできることをやり、また怪我なく機体損傷もなく実施したいところです。

今回紹介するのは横風管理に関する話題です。

Team schedule - Short term (July to Sep)

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(未定部分が多いです)

7月

  1. テストフライトの準備
  2. フェアリング製作
  3. 2号プロペラ仕上げ

8月

  1. テストフライトをするかもしれません。
  2. 2号プロペラ塗装

9月

  1. テストフライトができたらいいなぁ

CoolThrustの活動にご興味をもたれたら是非ご連絡ください。

Example of Pre/Post Checklist

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テストフライトの後、前に実施する点検のチェックリストを紹介します。特に、不具合があると飛行に支障の発生するものについてです。

このバージョンは、CT-2用です。

用語

触診:実際に触り確認する。
目視点検:直接みて確認する。
詳細目視点検:基準を持って、直接みて確認する。
Pre/Post: 飛行前/飛行後

点検項目

Team schedule - Short term (April to June)

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2022年4月~6月の3ヶ月のスケジュールです。

4月

  • テストフライトの準備
  • プロペラ回転試験
  • テストフライト 5/1 (完了・9本実施)

5月

  • 主翼用ラティス構造試作
    (作業あります。スチロール加工作業、FRP作業)
  • CT-Deltaメンテナンス
  • プロペラ塗装
  • その他
  • 飛行場が開いているようであればテストフライトをするかもしれません。

6月

  • 主翼用ラティス構造試作(続き)
  • BBQ(できたら)
  • 勉強会(初心者向け講座かな)

CoolThrustの活動にご興味をもたれたら是非ご連絡ください。(こちらの記事参照)

New year greeting, 2022

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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

2年を超えるコロナ禍がアマチュアのものつくりやスカイスポーツ全体にも大きく影響を与えていることに昨年も心を痛めることの多い年でした。しかし、2021年は鳥人間コンテストが開催され、さらに全チームではないものの、各地でテストフライトなどの活動が見られました。これらは感染拡大とならない工夫の下に実施されたと承知しており、少しずつでも以前のように飛ばすことのできる世の中に近づいていると信じます。この年頭にあたり、新春をお祝いし、人力飛行機/鳥人間にかかわる皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

弊チームの2021年の活動については、夏ごろのCovid-19デルタ株の感染拡大の影響が大で、当初計画したような活動はままなりませんでした。そのことは弊チームの本来のテストフライトが1回に終わったことやコラボ先チームの活動制限等、活動自体に強い影響がありました。そのような中でなんとか活動を継続していたところです。地力をつける活動が中心でした。

今年2022年のクールスラストの活動は昨年できなかったことも含め引き続き"楽しいフライト"の実現を目指します。本年もCT-Deltaのさらなる成熟を柱の一つにします。これは、機体調整の基本を改めて実践するということ及び機体の更なる改良を意味します。機体は毎回浮き上がっているので調整完了までの残りステップは少ないはずです。一方、Delta機はまだ未完成ですし、試験の母機としての役割もあります。いろいろな楽しみができるはずです。

もう一つの柱は、昨年修理した胴体を利用して新たな設計や製作に挑戦していくことです。昨年よりパイプ桁を使わない主要構造(一次構造)の製作に取り組んでいますが、集めたデータをもとにしてさらに設計の質を向上し応用製作につなげていきます。また工作機械の活用を広げ新しい製作に応用していきます。一つの目標は新プロペラの製作です。

上記の二つの柱の他にも、プリプレグ硬化のための加熱炉の開発や、機体データ取得センサーの開発、パイロットトレーニング方法の確立等、"楽しいフライト"を手軽に実現するための方策を進めていく所存です。

引き続き皆様の変わらぬご指導ご鞭撻をお願いしたくよろしくお願いします。

2022元旦
ykuni